こんにちは、植咲えみです。
新宿区四谷にあります東長寺を取材させていただきましたのでご紹介します。

新宿御苑のすぐ近く、東長寺は都会と静けさが交わるこの四谷の土地に420年もの長い歴史があります。
東長寺本院の本堂と水の苑を前にすると都心にいることをすっかり忘れてしまいます。
新しく建てられた納骨堂『文由閣』は免震装置を導入した地震に強い設計であるだけでなく、日本の伝統工芸の繊細で美しい竹細工による開放的な空間が印象的です。バリアフリーで車椅子の方も安心してお参りできます。
1階のロビーでは写経などの教室が開かれているそうです。開放的な美しい空間ですよね。

龍樹堂にはお一人おひとりの戒名を漆で書いた位牌を没後33回忌まで安置し、ご遺骨も位牌壇下の納骨スペースに33回忌まで納めるそうです。分骨して一部を東長寺内の合葬墓または千葉、宮城の樹林葬墓苑も選択することができるとのこと。
ご本人の希望で樹林葬という自然に還るための墓苑を選択しても、ご遺族は普段は納骨堂にお参りに行けばいいわけですから負担がかからなくていいですよね。
地方に行かないと自然に還れないという都心の樹木葬の問題を解決した、まさに樹林葬と納骨堂のいいとこどりが可能な画期的なシステムです。
4階の龍樹堂は地蔵菩薩立像が見守っている静かな空間で、ゆっくり故人を偲ぶことができます。

東長寺では子供食堂をはじめ、地域の方が集まるお教室を多数開催しています。地域の方との交流を大切にし、学びと社会参加の場を提供しています。孤立しがちな都心部では、お寺のこうした活動が、地域の支えになっているんですね。
東長寺の基本情報
曹洞宗 東長寺
新宿区四谷4-23-3
丸ノ内線新宿御苑前または四谷三丁目、都営地下鉄新宿線曙橋より徒歩7分です。
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