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遺書と遺言書とエンディングノートの違いについて

こんにちは、エンディングノートの家庭教師の植咲えみです。

みなさんは、遺書と遺言書とエンディングノートの違いを説明できますか?

私のエンディングノートの講座に来る方に聞いてみても、この3つの違いを明確に説明できる人はいません。

そこで、これらの違いについてそれぞれ解説していきたいと思います

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遺書と遺言書とエンディングノートの違いについて

遺書と遺言書は字面が似ていますよね。

なんだか紛らわしい……

エンディングノートと遺言書って似たようなものでしょ?

こんなふうにお話される方も多く見かけます。

実はこの3つは似ているようで全く別物!!なんです。

それでは一つ一つ確認していきましょう。

遺書

遺書は感謝や謝罪など、自分の気持ちを伝えるためのものです。一般的には家族や友人に向けて書くことが多く、法的な拘束力はまったくありません。

文豪の太宰治の遺書の例をあげてみます。例えばこのようなものですね。

「新潮」平成十年七月号に公開された正式な遺書の一部。(「文藝春秋」平成二十一年一月号の特集・昭和の遺書より)
妻に宛てた太宰の遺書(抜粋)

「美知様 誰よりもお前を愛していました」
「長居するだけみんなを苦しめこちらも苦しい、堪忍して下されたく」
「皆、子供はあまり出来ないようですけど陽気に育てて下さい。あなたを嫌いになったから死ぬのでは無いのです。小説を書くのがいやになったからです。みんな、いやしい欲張りばかり。井伏さんは悪人です。」

遺言書

遺言書は遺産の相続について意思を伝えるための法的効力のある文書。民法の規定により、自筆証書遺言、公正証書遺言、秘密証書遺言の3種類があります。※ただし、付言事項については法的な拘束力はありません。

 

遺言書の例をあげてみます。このような文面となり、この後に財産目録をつけます。

                      遺言書

第一条 私は、私の所有する別紙財産目録第一記載の不動産(1)及び(3)、第二記載の預貯金(1)を妻である〇〇花子(昭和3022日生)に相続させる。

第二条 私は、私の所有する別紙財産目録第二記載の預貯金(2)の2分の1及び第3記載の自社株を含める株式全部(1)及び(2)及び(3)を長男である〇〇一郎(昭和5533日生)に相続させる。

第三条 私は、私の所有する別紙財産目録第一記載の不動産(2)及び(4)、第二記載の預貯金(2)の2分の1を次男である〇〇次郎(昭和6044日生)に相続させる。

第四条 私は、私の所有する別紙財産目録第二記載の預貯金(3)を一郎の妻である〇〇春子(昭和5766日生)に遺贈する。

第五条 別紙財産目録に記載なき財産については長男〇〇一郎に相続させる。

第六条 私は、この遺言執行者として、長男〇〇一郎を指定する。

                          付言事項

長年仕事のことばかり考え、家族のことをあまり気にかけてやれなかったので、家族全員に対し感謝の気持ちを伝えたい。特に妻には大変な苦労をかけてしまった。一郎には今後の会社のことをまかせたいことと、次郎には一郎を支えてあげて欲しい。一郎の嫁の春子さんには、病気になった時に世話をしてもらい、色々と気遣ってくれたので、〇〇信用金庫にある預貯金500万程度ではあるが、それを全部渡したいと考えている。そのことについても妻や息子達には理解してもらいたい。

令和元年12月31日     

                  東京都豊島区◯◯ 10番2号

                      ◯◯ 太郎 ㊞

エンディングノート

エンディングノートは、自分史や医療や介護や葬儀に関する要望、財産の整理、友人の連絡先をはじめ、家族と共有しておきたい内容を示すノートです。

気持ちや意向、連絡事項などを伝えるために書くものです。法的効力はありません。

エンディングノートに書く内容はこんなことです。

( )自分のこと(基本情報、医学的情報など)

( )自分史(過去を振り返って)

( )親戚・友人・知人リスト(入院時、危篤時、葬儀に呼びたいリスト)

( )ペットについて

( )保険のこと

( )介護

( )告知や延命治療・臓器提供、献体についてなど

( )葬儀のこと

( )お墓のこと

( )デジタル用品の中身、会員サービスなど(亡くなった場合家族が解約することになるもの)

( )形見分け・遺品の整理(処分品リスト)

( )財産について

( )相続について 遺言書の有無 法定相続人の家系図など

( )大切な人へのメッセージ

 

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まとめ

遺書と遺言書とエンディングノートについての違いが理解できましたでしょうか?

遺書は書きたければ…というものにすぎませんが、遺言書とエンディングノートはどちらも重要です!

遺言書を書く必要があるか、ないかというのは人によって異なりますが、不要な相続争いを予防するためにも適切に作成する必要があるあものです。

またエンディングノートには法的効力はないものの、書いておかないと伝えられない多くのことを記載します。書いておけば自分にとっても、家族にとってもとても意味のあるものになります。

是非、それぞれの役割を理解して、必要に応じてとりかかって見て下さいね。

お読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

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